マーカスの繁忙期は12月~5月の半年間。
今年も、そのピークである「確定申告シーズン」がやってきました。
この季節、税理士は「税務応援」に駆り出されます。
よく街で見かける「確定申告相談コーナー」です。
そこで我々は「税理士の腕章」をつけて来場者のサポートをします。
そこにいらっしゃる相談者の方々の多くは年金の確定申告が必要な高齢者の方々です。
サラリーマンは「年末調整」で「精算」されるので、原則として「確定申告不要」ですが「年金受給者」は、年金から源泉徴収された所得税の「精算」のため「確定申告」しなければなりません。
朝早くから、大勢のおじいちゃんやおばあちゃんが行列をなし、順番を待って確定申告をされます。我々は、そのお手伝いをするのですが、毎回心が痛みます。
「そもそもなんで年金に課税するんや!」
・年金保険料を徴収し、
・それを原資に年金を支払い、
・その一部を「税」で還流させる
という仕組みがホント理解できません。
「年金は非課税」とすれば、高齢者の確定申告負担が軽減されるだけでなく、税務署も仕事が減って経費削減になるはず。
ホント、変な税制です。
「医療費控除」もおかしな制度です。
同じ医療費でも、高額所得者の方が還付が多い。高額所得者に還付する分を本当に困っている人に還元してあげればと。
このシーズン、せっせ、せっせと確定申告書を作成しながら、いつも「税制の違和感」を強く感じています。