突発的な利益が出て、決算までの時間もあまりなく、充分な節税対策が打てない、
というような場合、少々「荒業」ですが、決算期の変更を検討します。
例えば、3月決算の会社で、1月に大きな利益が計上されることとなった場合、
思い切って12月決算に変更すると、
その1月の利益は「当期の利益」から「来期の利益」となり、
申告納税の時期が「5月」から「来年の2月」というように、
9カ月引き延ばすことができます。
また、その利益の申告が「来期」となったことで、
役員報酬の見直し
新たな設備投資
など、検討する節税対策のバリエーションが増え、余裕を持って対策を検討することが可能です。
月 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 変更前 ★ 決算 申告 変更後 決算 申告 ★ 申告
ただし、本来、決算期の変更は「節税目的」で行うものではありません。
取引先や金融機関へのイメージにも関わる事なので、事前に十分な検討が必要です。