収益改善 – 限界利益の黄金比率と必達ライン
限界利益 100 |
70 |
人的 コスト + 運営 コスト |
1 |
必達 限界 利益 |
黄金比率とは、 限界利益(アラリ)を 100とした場合の 最適配分を表したものです。 継続的に |
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付加価値 |
コスト |
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大きな落とし穴とは?
経営者にとって「黒字と赤字の境界線」である
「損益分岐点」を知ることは
非常に重要であることは言うまでもありません。
当然、多くの経営者が
「当社の損益分岐点は***円だ」
と答えますが、一つ大きな「落とし穴」があります。
それは、世間一般で言われている
「損益分岐点」が「売上高」を指している
ところにあります。
お分かりのように「売上高は達成」しても「粗利の率が想定以下」となれば黒字には及びません。
損益分岐点は「売上高」ではなく「粗利=限界利益」で把握しておく必要があります。
要は限界利益の「必達ライン」
「売上高」は、目的ではなく「手段」に過ぎません。
最もナンセンスなのは「売上目標」を達成するために「値引き販売」を行うようなケースです。
値引き販売すればするほど「限界利益率」は低下していきます。
そもそも「損益分岐点」とは「黒字と赤字の境界線」であり、その本質は「固定費をカバーするだけの粗利=限界利益」のことです。
固定費を上回る限界利益を稼げば黒字、固定費を下回れば赤字というシンプルな話です。
つまり「損益分岐点を知ること」は、取りも直さず「固定費を知ること」に他なりません。
変動費と固定費を区分する
したがって、コストを「変動費」と「固定費」に区分することが重要です。
「変動費」の代表的なものは、仕入や外注費ですが、その他にも
・通販業における、荷造運搬費
・代理店手数料や販売手数料
・飲食業における、容器・包装代
などがあります。
これらは、売上の増減により増減するので「固定費」ではありません。人的コストや、家賃などの運営コスト、経営コストなど、売上と直接連動しない「固定費」を知ることが、損益分岐点を知ることになるのです。
経営者が覚えておくべきキーワード
- 売上は手段!目的は利益!
- 損益分岐点とは、固定費をカバーするための粗利=限界利益である
- コストは、変動費と固定費に区分して管理すべし!