経営改善の考え方

会計で経営改善:節税は本当にトクなのか?

会計で経営改善

節税したいのは当たり前。でも・・・

できれば「納税」は、最小限に抑えたいという気持ちは誰しもが持っています。
また、それは当然の事であり、ムダな納税ほど勿体ないものはありません。
したがって、いつの時代になっても「節税」という言葉に惹かれるものです。
しかし、ここで改めて「納税」「節税」について考えてみましょう。

そもそも「節税」ってナンダ?

「節税」の考え方には大きく二つがあります。

過剰な納税を抑える節税

これは「本来、払う必要のない税金を払わない」ということであり、冷静に考えれば「当たり前」のことです。
代表的な例として「税額控除」があります。

例えば、所得拡大や雇用創出の特典がありますが、これは、自主申告しなければ控除されません。
つまり、申告を忘れると「放棄した」とみなされ、税務署は親切に控除してくれません。
忘れると「払わなくてよい税金を払う」ことになるわけです。
ですから「税額控除で節税できた」というより
本来納めるべき税金を正しく納税した」に過ぎず
安くなったのではない」のです。

支払う時期を遅らせる節税

いずれ納税するので、これも安くなるわけではありません。
代表的なものは「生命保険での節税」です。
保険料を支払ったときは、損金が増えるので、納税額は下がりますが、いずれ保険金や満期金を受け取る時に、課税され、チャラになります。
これも「安くなったのではない」のです。

経費を使えばトクか?

では「経費を多く使う」ことは「節税」でしょうか?
その経費が必要なものであれ無駄遣いであれ、その経費によって会社の利益が圧縮され、納税額が減ったのであり「負担すべき本来の税を納めた」ことに過ぎずトクをしたわけではありません。

ここで重要な視点があります。

「経費を使うことで、税金は安くなったが、キャッシュは増えたか?」

ということについて判断が必要です。

「節税」すると「キャッシュが増える」というイメージがあるのかもしれません。

しかし、下記を比べてみてください。

●A社
——————–
節税前利益_1,000
節税経費支出_800
——————–
節税後利益_200
納税額_70
——————–
税引後利益_130
====================

●B社
——————–
節税前利益_1,000
節税経費支出_0
——————–
節税後利益_1000
納税額_350
——————–
税引後利益_650
====================
*単位万円/税率を35%と仮定して計算

両社とも、1000万円の利益が出ていますが、

  • A社は、節税の為に800万円の経費を支出し、利益を200万円まで圧縮したので納税は、70万円で済みました。
  • B社は、1000万円の利益に対する350万円の税金を納めました。

しかし、両社の「税引後利益」を見比べてみてください。
A社は130万円のところ、B社は650万円の資金が残っています。
どちらの決算書が高い評価を受けるか?一目瞭然です。
「必要経費」であれば、どんどん投資すべきですが、
単に納税額を抑えるためだけに、経費支出をすることは企業の成長を妨げる、という典型例です。

必要経費とは「それ以上のリターンが見込める経費」です。
そのリターンがあるから利益がでるわけです。
もし、そのようなリターンが見込めない節税目的の経費支出だとすれば、まさに本末転倒です。
100の支出に対して35~40しかリターンがないのですから。

節税の為と称し「不必要経費」「贅沢経費」「見栄経費」などの支出がないか改めてご確認ください。

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