貸借対照表

会計で経営改善:自己資本の目標設定をせよ!

コンサルティング

自己資本、くどいようですが何度でも言います

マーカスは「自己資本」について、日頃からうるさく言っているので「くどいなあ~」と思われるお客様も多いのではないか?と少々心配ですが・・・。

しかし、それくらい「自己資本」が、重要なので改めてご確認ください。

自己資本額と自己資本比率

自己資本
「自己資本」は「額」「率」の二つの見方があります。
右の場合、
・自己資本の額=20億円、
・自己資本の率=20%となりますね。

一般的に、自己資本比率は、20%以上が望ましいと言われていますが、あくまでも目安であり、自己資本の「額」と両面で見ておく必要があります。

自己資本”比率”を上げる!

自己資本比率を上げるためには、二つの方法があります。
自己資本合計÷総資産合計=自己資本比率
という、計算式なので、
・自己資本を増やすか、
・総資産額を減らすか
となります。
例えば、期末に大きな借入をすると、預金残も借入残も増加するので、自己資本の額は変わりませんが、率は低下します。
もし、自己資本比率が、何かの評価対象になっているならば、期末には、借りるより返済する方を選択しなければなりません。つまり、貸借対照表をコンパクトにすればするほど、自己資本比率は向上することになります。
このように考えると、
1)余剰資金は返済する
2)過剰在庫を持たない
3)含み損益が少ない遊休資産は処分する
などにより総資産を圧縮できれば自己資本比率は向上します。

自己資本”額”を上げる!

「率」ではなく「額」を上げる方法は「利益を出す」か「増資する」の二つのみです。
中小企業の場合「増資」も簡単ではないため、「利益を出す」しかありません
コツコツと利益を出し、自己資本を積み上げていくのです。

当然、ここで言う「利益」は「税引き後利益」ですから、相応の納税もしなければなりませんが、自己資本額=内部留保を厚くするほど、企業の「財務体質」は、強化され、安全性・攻撃性・信用力が増します。

いわゆる「節税」に目を奪われると「なるべく納税を抑える」という企業行動となりがちですが、その反動として「自己資本=内部留保」は、なかなか蓄積されない、というデメリットも生じます。
思案のしどころです。

長い目で企業経営を考える場合、充分な内部留保を蓄積することは、充分なメリットがあります。
改めて、「自己資本額=内部留保」に着目し、目標設定をしてほしい、と考えています。

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